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ロータス・109 (Lotus 109) は、チーム・ロータスが1994年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーで、クリス・マーフィーが設計した。1994年の第5戦から最終戦まで実戦投入された。以来F1に参戦してきたチーム・ロータスにとって最後のF1マシンとなった。 == 概要 == 109は無限エンジン搭載のために新設計されたマシン。ジョニー・ハーバートのドライブで第5戦スペインGPにて実戦デビューし、アレッサンドロ・ザナルディは第7戦から使用した。 1993年限りでメインスポンサーのカストロールが撤退し、代わりの大口スポンサーを見つけられないまま資金難に見舞われた。また、アイルトン・セナやローランド・ラッツェンバーガーの事故死によるレギュレーション変更でまともにテストをすることが出来なかったことなどが重なり、実戦投入が当初予定より遅れた。実戦投入後も資金難から開発が進まず、入賞に届かない平凡な成績が続いた。 イタリアGPでは新型エンジンMF351HDをハーバートのマシンに投入し、予選4位を獲得した。これは1994年シーズンでの予選最上位となる。しかし、決勝ではスタート直後、ジョーダンのエディー・アーバインに後方から追突されスピンアウト。この他にも混乱がありレースは再スタートとなったが、新型MF351HDを搭載したレースカーは使えなくなった。従来型MF351HCエンジンを搭載したスペアカーで再スタートせざるをえず〔、最終的にリタイヤとなった。 チームの資金難は深刻度を増し、エースドライバーであるハーバートの契約をフラビオ・ブリアトーレがオーナーとなったリジェに売却した。以後エリック・ベルナール、ペドロ・ラミー、ミカ・サロ、フィリップ・アダムスなど短期間でのドライバー交代が立て続き、チーム状況を立て直せないままノーポイントでシーズンを終了した。 1995年に向けて109を元に112の開発も行われていたが、ロータスは資金難解消の目途が立てられずF1から撤退し、112が日の目を見ることはなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロータス・109」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lotus 109 」があります。 スポンサード リンク
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